キブシ帰る

一昨日の夕方、作ったチラシを支所においてもらい、郷ノ木と繋がっていそうな、曽木公園の裏手の道を搜索してから、家に戻ると、奥でキブシの声がする! 今度はまぼろしではなかった。 六日ぶりの再会。よくぞ帰ってきてくれた。少し痩...

霰降る

昨夜は三時に寝たが五時に目がさめた。髪の毛の様なかすかな声でノラがニャアと云った様に思はれた。空耳かと思ひながら耳を澄ましてゐると、もう一声同じ声で鳴いた様な気がしたので起き出して、勝手口を開けて見た。もう夜が明けた所で...

キブシが消えた

一昨日の夜からずっと、茶トラのキブシが帰ってこない。いったい、どこへ行ってしまったのだろう。今日も裏山に入ったりして随分と探したのだが、全く気配がない。 モグサに比べて臆病で、人見知り。いつも敷地内や屋根の上をウロウロす...

地獄のレンガ運び-完結編-

なんども降ろしたり吊り上げたりしていたレンガは、振動の影響で、梱包のフィルムが伸び、荷崩れの危険が増していた。念の為新たにストレッチフィルムをしっかり巻き直してから、吊り上げの動作に移る。 トラックの下でリモコン操作は西...

地獄のレンガ運び③

程無くしてOさんが、ユニック車で駆けつけてくれた。 あたりは既に真っ暗で、ヘッドライトで照らしながらの作業となる。この危険な状況をもろともせず、すぐにユニックでトラック後部を吊り上げると同時に、脱輪したトラックの運転操作...

地獄のレンガ運び②

手降ろし作業でヘトヘトになりながらも、時間を挽回すべく、昼飯も食べず運搬を続ける。ひとまず第二便で2パレット分を山岡の西岡家に下ろし終えた。(ここは平地のため随分スムーズに降ろせた。) ここでSOS。西岡さんの弟弟子にあ...