まずは窯の煙突を外した。
少し難儀したが、なんとか無事に片付いてくれた。これで、あとは大澤さんに運搬をお願いするばかり。
ちょうど1年前、やっとの思いで、南知多から運んできた窯。
これで、もう、ここ高山での稼働はできなくなった。
昨年の今頃には、想像だにしなかった状況に、あまり実感が湧かない。
引越し先での作業も山積み。。
2日がかりで作業してきた。
道に崩れていた土砂の撤去、水道の水漏れ修繕、玄関の鍵修繕。お風呂の掃除、台所の壁剥がし…。
作業を進める度に、細かい部分で足りない道具や部品が出てきてしまい、何度もホームセンターに買い出しに行ったりと、遅々としてなかなか進まない。
作業を終えて帰宅し、
見慣れた窯場の風景からあの長い円筒が消えているを目にしたとき、
いよいよ、自分が此の場所から引越しをするのだなと、感じたのだった。