暮れも押しせまった12月30日、
早朝から、釜戸へ。
熊谷陶料のHさんにお願いして、
土掘りに連れて行ってもらう。
Hさんの車に乗せてもらい、夏場には熊も出るという某所へ移動し、沢を登る。
かつて長石鉱山だったという岩場の隙間から顔を覗かせていたのは、
花崗岩がその場で風化してできた、一時風化粘土。
(通常使われる粘土は母岩から転がり出して細かくなった石が堆積、風化した二次風化粘土)
焼いたときの変化が激しく、面白い粘土とのこと。
湧いてくる水でドロドロになりながら、
どうにか二袋採取。
Hさんが言うように薪窯で焼いたら面白そうだなぁ。
お昼までご馳走になって、釜戸に戻ってからまたまた原料まで頂いてしまい、恐縮です。
Hさん本当にありがとうございました。今年もいろいろとよろしくお願いします。
さてお昼すぎ、釜戸を出たものの、ここで土掘り魂に火が着いてしまい、
ちょっと遠出。
ほとんど二年ぶりくらいに某花崗岩帯を訪ねた。
半風化した花崗岩の白い部分や
完全に風化した層、
これまた一時風化と思しきカオリン質?の粘土。
等を採取。
ちょっと、方々を歩きすぎて、
ヘトヘトになって家に辿りついたのだった。