ニュースではすでに東海地方も梅雨入りしたとのことだったが、
今日は朝から晴れていた。
最近の橘さんのブログに影響されて、
自分もいかなかん(東濃弁でいかなければ)と
久々に山に出かけることにした。
運良く何か発見して喜び勇んで持ち帰ったとしても、その中で
実際に作品に使えている原料なんて一握り。
ここ最近の収穫物もテストしてみたら惨敗のものばかりだ。
労力を考えたらほんとうに非効率で無駄なことをしているのかもしれない。
でも、歩かなければ何も始まらない。
まずはわりと近所の花崗岩帯。
以前行った時は時間切れになってしまったので再訪しようと思っていたところ。
クマ出没注意の看板を横目に、林道を進み、沢筋をよじ登る。
転石に発達した、晶洞らしき割れ目。小さな水晶が付いている。
ペグマタイト?でしょうか?
粘土化した風化長石か、はたまたカオリンか。。わりと白いので採取。
少しポイントを移動。崖にカリ長石の塊が見えたのでほじってみると
結構出てきた。ペグマタイトの脈のようです。珪石はほぐれやすくなっている。
これも量はないけれど少し持って帰ってみることにした。
一緒に出てきた雲母。
今度は別の花崗岩の山へ移動。
だんだん暑くなってきた。
道がわからなかったので、急斜面を藪漕ぎで無理してよじ登ったら息切れしてしまった。
山のてっぺん付近に
打ち捨てられたシャフト。
トロミル水車かなにかだろうか。
石粉生産で栄えたこの地域ならではの遺物と言える。
しかしここは何も見つからなかった。
鉱山ぽい雰囲気のところは期待させて何もないパターンが多いような気もする。
早々に諦めて下山。
ここで帰っても良かったのだが、せっかく来たからと、もう数キロ先の今度は砂礫地帯へ。
ひたすらウロウロ。砂礫層の中に粘土はないかと歩き回るが石ころばかり。
この山はウルシ(だと思われる)の木が異様に多かった。
藪漕ぎで触れていたから…もしかして明日はかぶれているかもしれない。。
帰りかけた道すがら、
なにやら草に付着した白い泥。
これは近くに猪のヌタ場があるな。
と、期待しながら進むと
やっぱりあった!
綺麗なベージュの粘土がむき出しになっていた。
少し肌理が細かいが、使えるかもしれない。
最後にもう一箇所寄り道して、ヘトヘトになって帰った。
久々に満足な収穫。
でもテストしたら、きっとダメなんだろうなぁ。
いつもこの繰り返し。