今朝、ようやく長い志野の窯焚きを終えて、少しだけ時間が空いた。
窯が冷めるのを待っているとどうにも気になっていけない。
寝不足で疲れ果てていたが、こういう日は外に出かけてしまうのが良い。
というわけで、久々に山歩き。
有名な古窯跡をスタート地点に、ひたすら藪漕ぎ。
放置された竹藪というのは本当に進みにくい。
横倒しになって折り重なり、行く手を阻む枯れ竹の隙間をすり抜けながら進む。
途中、どえらい倒木が。
汗だくになった割に、結局何にも見つからず、適当に道に出て、停車したところまで歩く。ここは気分を変え、作戦変更。車を走らせ、地点を移動する。
この山は以前何度か来ているが、今回は以前とは少し違うルートに。
山に分け入ってしばらく行くと、突如、何やら石積みのようなものが。
かなり古いもののように見えるが、こんな奥深い山の中にわざわざ石を積むというのは、何らかの理由があるはずだ。
周りを見回すと、ここが怪しい。
不自然に青々とシダの生い茂った部分。
奥に近づいてシダをかき分けると、何かの鉱口と思われる穴が穿たれていた。
クマでもいたら嫌だなと思って流石に中には入らなかったが、
ここも何かを掘った鉱山だったのだろうか。
色々と調べたがよくわからない。
ズリらしき場所にポツポツと落ちているこの白い石が掘られていたものだろうか?
少しだけ風化している細かいアプライト、といった感じだが果たして?
雲母はほとんど入っていないようで、白色度はかなり高い。
ひとまずこのカケラを持ち帰ることにする。
その近辺をさらに探し回ると
風化長石。。
かなと思ったが、よくよく観察すると、どうも瑞浪層群の凝灰岩ではないかという気もする。
このピンクの部分も、もぐさ土に酷似した見た目だが、多分凝灰岩じゃないか?
しかし、この鮮やかなオレンジのものは粘土だった。こいつは使えるかも。
さらに進むと、、
あった。これは間違いなく風化長石だ。しかもかなり白い。これはどうにか使えるかも??
帰り道で見つけた、こちらは緑がかった風化長石。ちょいと汚いかな?
久々の山歩きは、まずまずの収穫だった。