地獄のレンガ運び①

またまた久々のブログ更新です。

先月の奈良での個展にお越しいただいた皆様、
ありがとうございました。
無事会期も終わり、ようやく箱書きまで終えてひと段落ついたところです。

さて、なかなか進まない、薪窯作りですが、
決して忘れることのないであろう、先日の出来事について書こうと思う。

2月の末のこと、
同期の西岡せんせいも薪窯築窯用に耐火レンガが必要とのことで、
二人で、某企業へ下見に出かける。
橘さんに教えてもらって、以前も中古の耐火レンガを買ったことがあったのだが、ここは、とにかく価格が安いのである。

値段は据え置き、だが以前買った時よりもずいぶん綺麗なレンガだった。
全てSK34で耐火度も十分。YMTという刻印。山岡にあるメーカーのレンガだ。
大きな買い物だったが、この状態でこの価格ならと、その場で二人とも5パレットづつ買うことに決めた。


数日後、朝早くからユニック車をレンタルし(わたしはオートマ限定免許しか持っていないので、トラックからユニック、フォークリフトまで全て運転は西岡さんに任せきりでしたが。。)、いざ運搬開始。総量10パレット。曽木と山岡へ5往復、夜七時前までにはトラック返却という予定組み。

弟子入り時代に免許まで取った経験者西岡さんの素晴らしく的確な運転で、
フォークリフトでの積み込みは難なく完了。ここまでは良かった。

まずは曽木の我が家にトラック到着。
一つ目のパレットを吊り上げ、
一段上がった土手の部分に下ろそうとしたのだが、

パレットを吊ったユニックが転回した瞬間、
事は起こってしまった。。

吊り荷の重さに引っ張られ、ゆっくりと車が倒れてくるではないか!

「うわぁ〜!!!」
西岡さんの絶叫が郷之木の谷に響き渡る。

もうダメだと思った。

トラックの荷台にもう一つ積んであったパレットも荷崩れを起こしドンガラガッシャン。重たい耐火レンガが無残にも散乱した。

一瞬、何が起きたのかわからなかった。
時間が止まったようにさえ思えた。

思い出しただけでも背筋がゾッとする。

しかし間一髪のところで、ユニックにつられたパレットが土手に引っかかったために、重さが分散されて、完全な横転は免れた。
まさに不幸中の幸いと言えるものだった。
荷台の近くにいたら、本当に危なかった。
西岡さんも車体のレバーでは無く、リモコン操作で少し離れて運転していたので事なきを得た。

結局、手作業で一つ一つレンガを降ろす羽目になり、散乱したレンガを積み直した。予定は完全に狂い、時刻はすでにお昼にさしかかっていた。

-つづく-

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