長石探し再び

寒い朝、今日はまず、灰の水簸作業から。さすがに表面は薄く凍っていた 。
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先週から干してる分もなかなか乾かない。

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そして先日のボウズに懲りもせず、またぞろ近所の花崗岩帯へ長石原料探しに。

何かの資料で読んだのだが、昔、千倉石を採掘していたという地区にあたりをつけ入山。

てっぺんまで登って大分奥まで進むと、行き止まり。
そして謎の鉄条網が張り巡らされた施設が。
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基礎部分だけが残っていて廃墟のよう。ちょっと不気味だ。引き返して、迷いながらも、どうにか採掘跡らしき大きな露頭に辿りつく。きっとここだ。

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かなりの急斜面。よじ上ってみると今にも崩落しそうな断崖絶壁。
img_1867.jpegさすがピッケルを入れるのは怖かったので、崩落したものの中を物色。
しかし…大したものは無い…。
鉄粉の多い粗悪な砂婆、といった感じのものの中、やや白い部分をひとかけだけ持ち帰る。

今日もまた徒労に終わったか、と落胆し、道を変えてとぼとぼ戻る。
沢沿いを下って行くと、沢の中の岩体にスポット的に長石らしき部分を発見!
途中で携帯の電池が切れて写真は取れなかったが、
かなり黄色味が強く、きれいに鉄分が染み込んでいそうなもの。
全体に溶け込んでいるため、花崗岩によく見られる黒雲母とは違う、鉄粉にはならないタイプだ。
赤系の志野に使えたら…。喜び勇んで、昨日からの背筋の痛みも忘れリュックサック一杯持ち帰った。

夕方、所用あって、土岐の街へ出る。
帰り際、量販古書店に立ち寄ると、
108円のコーナーにまさかの名著が。

『日本希元素鉱物』長島乙吉/長島弘三 共著
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まさにタイムリーな邂逅。
これを読みこんで、来年は長石原料の聖地、苗木にチャレンジしてみたい。

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