窯焚き二日目。早朝、所定の温度に達したので、窯の扉を開けてぐい呑みを引出し。
今回は現在作品化に向け、試行錯誤している『黒瀬戸』シリーズ。
“瀬戸黒”ではなく、あくまで“黒瀬戸”です。
桃山時代の、“変わり黄瀬戸”ではないですが、
黄瀬戸と瀬戸黒を換骨奪胎することで、新しい表現を模索できればと考えています。
まだまだ、完成には時間がかかりそうですが、
“黒い油揚げ肌”というコンセプトのイメージには、近づきつつあります。

乞うご期待！

今日は、朝から窯を焚いています。先週末、インフルエンザで倒れていたので、

予定より一週間遅れの焼成です。今回は白い志野を中心に試験中。うまくいくといいですが…。

先日到来したスタンパーで、長石の粉砕作業。

かなり体力を消耗しました。

そして、案の定、スタンプの振動がかなり響きます。

夜だったので、近所迷惑を考慮して、

ある程度で終わらせましたが、

そのまま続けていたら、苦情が来てもおかしくなさそうでした。

阪急うめだ本店ギャラリー三彩での酒器展では、残念ながら在廊は出来ませんでしたが、

多くの方が来場されたと伺っています。皆様ありがとうございました。

今日は箱書きをしつつ次の窯の準備をしています。

先日多治見で採取した赫い土。鮮血のような鮮やかな赤色です。ゴムのような不思議な触感で、少しばかり扱い難い土でしたが、使い方によっては面白そうです。

先日、友人のN氏が特注品のスタンパーを届けてくれました。

山から採取した長石や鬼板を粉砕するのに使います。要は鉄製の臼と杵です。

臼も杵もかなりの重量があり、ゴツい造り。

電動のものはさすがに手が出ないので、手動ですが、

小さな砧で叩いて粉砕していた、気の遠くなるような作業を考えると、

これでかなり楽になりそうです。

試験的に作っていたwebサイトですが、体裁が整ったので公開しました。

御宣伝よろしくお願いします。