二人展@名古屋・伊藤美術店

告知が遅くなりました。今週末27日より、名古屋市の伊藤美術店にて鈴木伸治さんとの二人展をいたします。

予定していた名古屋美術倶楽部での名美アートフェアでのグループ展が新型コロナウィルスの影響で、中止になり、
急遽、組んで頂いた展示です。少数の作品での小規模な展示ですがWEBでの紹介もしていただけるようですので、どうぞよろしくお願い致します。

6/27(土)〜7/4(土)
10:00-18:00
日曜祝日 休廊

伊藤美術店

https://itobijyutsuten.jp

〒460-0008
名古屋市中区栄3-2-3
SMBC日興証券ビル地下2F
TEL 052-242-2278


お久し振りです。

先日の岐阜・画廊 文錦堂における個展では、
新型コロナウィルスの影響で急遽WEB開催となったにも関わらず、
多くのお客様にご高覧いただき、ありがとうございます。

しばらく展示の告知のみになっていて、ブログとしてはなんと五ヶ月ぶりの投稿です。もはや読んでくれる人はいるのだろうか?という状態の、このブログですが、近況報告も兼ねて記します。

もう、3ヶ月近く、スーパーへ買い物に行っていない。行きつけだった瑞浪のパン屋さんにもご無沙汰だ。(生協だけが頼みの綱である。)
しかし、よくよく考えてみると普段から山篭りのような生活で、
買い出し以外ほとんど遠くに出ることもないわけで、世の中で言われているような自粛生活の苦痛とは程遠い、いつもと大して変わりのない暮らしぶりではある。

世界的な厄災の中、欧米では、芋を植えるのが流行っていると聞いた。
我が家も出来る限りではあるが、野菜の自給を目指して、
手始めに荒れたすすき野と化していた裏山の段々畑跡を開墾する。
ススキの根っこは本当に厄介だ。
ツルハシとスコップを駆使して、全力で引っこ抜いていく。
軽い気持ちで耕し始めたが、こんなに狭い範囲だけでも、
ものすごい量の根っこを掘り出す羽目になった。
それに加えて、藤の地下茎だ。
こいつもいたるところに張り巡らされていて、伸びると柿の木やら栗の木に絡みついてさらに厄介極まりない。
完全には除去できなかったが、とりあえず毎年少しづつ退治していくしかない。
一度荒地になってしまったところを畑に戻すのは実に大変なことなのだった。

畑にはトマト、ミニトマト、ナス、ズッキーニ、ピーマン、かぼちゃ、青梗菜、キャベツ、サンチュ、里芋などたくさん植える。果樹も欲しかったので、ブルーベリー、ジューンベリー、イチジク、サルナシ、などを。
(この間、遊びに来ていた野ウサギや、カラスの餌になってしまうだけかもしれない。)

我が裏山菜園。

畑の水やり用にポリパイプで沢水を引く。
サイフォンの原理?で水が出た。
さぞ難しいだろう思っていたが、やってみると意外と簡単だった。
水質はそのまま飲んでも大丈夫そうだが(少し飲んでみた)、これに緩速濾過器を接続して、家まで引いてくれば飲用水も自給できる(はず)。

水源地。水はとても綺麗です。
打ち捨てられていた浴槽を廃物利用した沈殿用タンク
パイプを口にくわえて吸い込むと勢いよく水が出た。

さて、遅々として進まなかった窯作り。
ここ数ヶ月の進捗を。

2月の寒い中、大工のムネさんに、窯小屋を建ててもらった。
ちょっと勿体無いくらいしっかりしている。(が、少し低かったかな。。)
薪もだいぶ溜まってきた。
四月半ば、モルタル凍結の心配がなくなったのでようやく積み始める。
現在、ようやくアーチの一歩手前まで来ている。

形状は単純だが、色味穴の位置やさま穴の位置を考えるのに一日中悩んだりと、優柔不断の性格にはきつい作業である。毎日手探りで積んでいる状態だ。

最後に告知を一つ。
ぐい呑ファンにはおなじみの篤丸さんのSHOPで特集していただいています。
ご高覧いただければ幸いです。
http://guinomisen.thebase.in
同時に篤丸ブログの”シリーズ作家の顔”でインタビューを掲載していただきました。
こちらもよかったらご覧ください。



※急告:個展についての重要なお知らせ

今週11日より、岐阜市、画廊文錦堂に於いて開催予定だった個展ですが、
状況が逼迫している新型コロナウィルスの感染拡大状況を踏まえ、
ギャラリー側と協議の末、実店舗での展示販売を控え、WEBでの展示販売のみとすることと致しました。
楽しみにして頂いていた皆様には大変申し訳ありませんが、どうかWEB上でお楽しみいただければ幸いです。なお、期間中はお客様の安全第一を考え、画廊を休廊とさせて戴きます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

以下、WEB上での展示販売は今週12日日曜日からと決定させていただきました。お店のブログ、ホームページなどで詳細ご確認いただければ幸いです。→
Web「-美濃陶- 鈴木 都 陶展」/ 2020年 4月12日(日)~

https://blog.goo.ne.jp/bunkindo13


陶展@岐阜・画廊 文錦堂


※状況が逼迫している新型コロナウィルスの感染拡大状況を踏まえ、
ギャラリー側と協議の末、実店舗での展示販売を控え、WEBでの展示販売のみとすることと致しました。
楽しみにして頂いていた皆様には大変申し訳ありませんが、どうかWEB上でお楽しみいただければ幸いです。なお、期間中はお客様の安全第一を考え、画廊を休廊とさせて戴きます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年 4月11日(土)~ 4月19日(日) 会期中無休

Web「-美濃陶- 鈴木 都 陶展」/ 2020年 4月12日(日)~

画廊 文錦堂 WEB

新春美術館2020@岐阜市・みんなの森 ぎふメディアコスモス

2月8日より、岐阜市にある、みんなの森 ぎふメディアコスモスで行われている新春の企画、
新春美術館2020に出展いたします。

関連イベントとして、初日の2月8日には出典作家によるシンポジウムなるものにも参加します。

普段表に出て話をする機会など無いので、いったい何を話せば良いのやらですが。。

お時間ある方はどうぞお越しくださいませ。

以下詳細

岐阜ゆかりの若手作家と物故作家によるグループ展を開催します。6つの個展形式で作られる会場では、さまざまなフィールドや表現方法で活躍する作家たちによる作品が登場します。

会期令和2年2月8日(土曜日)~24日(月・振休)会期中無休
10時00分~17時00分(入場は16時30分まで)
会場みんなの森 ぎふメディアコスモス みんなのギャラリー(岐阜市司町40番地5)
入場料無料
出品作家
(50音順)
笹木敦子、鈴木都、傍島幹司、寺倉京古、向井大祐、岐阜の物故日本画家たち



【お問い合わせ先】
メディアコスモス新春美術館実行委員会
(岐阜市文化芸術課内)
☎058-214-4973

大酒器展@東京・しぶや黒田陶苑

初夢初盌展に続き、恒例の企画展、大酒器展にも参加いたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

【大酒器展】
開催期間:1月17日(金) ~ 1月28日(火)
休業日:23日(木)
Exhibition : January 17 to January 28, 2020
11:00~19:00出品予定作家(敬称略五十音順)伊藤秀人 / 今泉毅 / 内田鋼一 /
江波冨士子/ 岡晋吾 / 隠﨑隆一
加藤亮太郎 / 金重愫 / 金重有邦 / 菊池克 / 小西潮
佐々木文代 / 鈴木都 / 瀬戸毅己 /高力芳照 / 田中佐次郎 / 津田清和
直木美佐 / 新里明士 / 福野道隆 / 堀一郎 / 前田正博 / 正木春藏
升たか / 松永圭太 / 丸田宗彦 / 見附正康 / 十三代三輪休雪 / 矢野直人 / 若尾経
他物故巨匠作家

しぶや黒田陶苑
https://www.kurodatoen.co.jp/
〒150-0002   東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
TEL:03-3499-3225
営業時間:午前11時~午後7時
定休日:木曜日

酒器展2020@岐阜・画廊文錦堂

こちらも毎年参加させて頂いている、新春恒例の酒器展です。
どうぞよろしくお願いいたします。

酒器展

2020年1月11日(土)~ 19日(日) 会期中無休

出品作家: 安食 潤 / 安食 ひろ / 安倍 安人 /井口 大輔 / 池田 省吾 / 市川 透 / 隠崎 隆一 / 氏家 昂大 / 大岩 智之 / 加藤 高宏 / 鈴木 都 / 四季慾斎 蟻助 / 瀬戸 毅己 / 中村 真 /中村 和樹 / 深見 文紀 / 深谷 勝信 / 藤田 直樹
/ 古谷 和也 / 水元 かよこ / 山口 真人 / 由良 薫子 / 吉村 茉莉 / 若尾 経 他 

物故作家: 加藤 卓男 / 各務 周海 / 加守田 章二 / 小山 冨士夫 / 近藤 悠三 / 島岡 達三 / 三代 徳田 八十吉 /中村 六郎 / 中川 自然坊 他

画廊 文錦堂    
9:00~17:00
〒500-8113 岐阜市金園町3-26  TEL (058)263-7751
http://www.bunkindo.com/index.html

初夢初碗展@東京・しぶや黒田陶苑

こちらも告知が大変おそくなってしまいました。
毎年参加させていただいている茶碗展です。
どうぞよろしくお願いいたします。

「初夢初盌展」

2020年1月10日(金) ~ 1月14日(火) 11:00~19:00

出品予定作家(敬称略五十音順)
伊藤秀人 / 今泉毅 / 内田鋼一 / 江波冨士子(硝子)/ 大塚茂吉 / 隠﨑隆一 /
加藤亮太郎 / 金重愫 / 菊池克 / 小西潮(硝子) / 佐々木文代 / 鈴木都 / 瀬戸毅己 / 田中佐次郎 / 直木美佐 / 新里明士 / 堀一郎 / 前田正博 / 松永圭太 / 丸田宗彦 /
見附正康 / 矢野直人 / 若尾経
他物故巨匠作家

しぶや黒田陶苑

〒150-0002   東京都渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
TEL:03-3499-3225
営業時間:午前11時~午後7時
定休日:木曜日
https://www.kurodatoen.co.jp


新春さかづき展@多治見・市之倉さかづき美術館

告知が遅くなっていまいました。毎年参加させて頂いている恒例の酒器展です。
どうぞよろしくお願いいたします。

【ギャラリー宙】

2020/1/4(土) ~ 2/2(日)
「新春さかづき展」
毎年恒例、新年最初の企画は、地元・東海地方で活躍する選りすぐりの作家23名による盃の展覧会です。個性が光る盃・ぐい呑が勢ぞろいします。新年を祝う席にぴったりな逸品を、是非ご覧ください。
2020年もよろしくお願い申し上げます。
【出品作家】
伊藤秀人・大江憲一・大森健司・加藤亮太郎・川端健太郎・後藤 秀樹・
鈴木 都・鈴木伸治・鈴木 徹・鈴木義宣・棚橋祐介・寺田鉄平・西岡 悠・
林 友加・深見文紀・松永圭太・松永泰樹・松浦祐介・水野智路・山口真人・
山田 想・若尾 経・渡辺愛子

市之倉さかづき美術館
http://www.sakazuki.or.jp
〒 507-0814 岐阜県多治見市市之倉町 6-30-1
[お問合わせ]TEL.0572-24-5911/FAX.0572-24-6766

伊予西条にて

神戸、愛媛と、連続個展で怒涛の作品制作の日々。
気がついたら季節はすっかり冬ですね。

昨日でギャラリーラボでの展示も無事終了しました。
会場にお越しいただいた皆様、遠方からお問い合わせいただいた皆様、
ありがとうございました。

今回は二泊三日で四国伊予西条へ行ってまいりました。
初日の夜、恒例となっている酒器の会。
今回も企画のIさん秘蔵の酒器がずらりと勢揃い。
古備前、常滑、黒高麗、粉青沙器、須恵器、etc..
夜半過ぎまで宴会は続いた。

朝、在廊まで時間があるので西条の街を歩いてみる。すっかり寂れたアーケード。午前9時を過ぎているとはいえ、開いている店がほとんどない。(意外にもあの志野の先達もこのシャッター通りがお好きで、朝、必ず散歩するとのこと。)仕方なく愛媛民藝館というところ目指して歩いてみる。民藝館では丁寧にお茶とお菓子を出してくれた。蔵を改造した建物は上品で雰囲気が良かったが、そのすぐお隣の郷土博物館の方がむしろ印象に残った。

工芸品やら火縄銃、希少鉱物、二階の気持ち悪いホルマリン漬けまで、とにかくあるものすべてをぶちこんだ雑多な展示は、その洋館的建築と相まって、ある種不気味とも言える空間を現出させていた。

ふと、もう20年以上前に、備前焼の陶芸家、和仁栄幸さんに連れて行ってもらった津山科学教育博物館を思い出したのだった。(和仁さん、しばらくお会いしていないが、お元気だろうか?)

二日間の在廊の中で、今回も企画のIさんとたくさんお話できた。
特に、窯の構造と、窯焚きについてのお話は、ほんとうに参考になるものばかりだった。

薪窯の自作について考え始めると、堂々巡りで、なかなか方向性が定まらなかったが、Iさんのお話を伺う中で、少しづつイメージを固めることが出来た。

これから作る自分の薪窯のイメージは、当初、思い描いていたものからすると、随分と違う形に変化してしまったが、それでもようやく一つの道筋を得ることが出来たように思う。

そして今日、かねてから手に入れたかった本が届いた。

『瀬戸市史 陶磁史篇1~5』

古い本だが、単なる瀬戸の郷土資料としてだけではなく、古いやきものを学ぶ者の必携の書、とも言うべき濃密な内容ではないだろうか。古窯の図面も充実していて、これからの窯作りの参考としても、少しづつ読み進めたい。