昨日、すべての作品を送り出した。
ダンボール８箱分。
少しだけ肩の荷が降りた。

今日は朝から土探しに出かけた。
先日、いつも唐津系の作品に使っていた土が掘れる現場の前を通ると、
工事中で、きれいに整地されているところだった。

これからあの無粋なソーラー発電にでもなってしまうのだろうか。

しかし、中々に味わい深い土で、四、五年使ってきた愛着のある土だったので、とても残念。代替品として、唐津系に使えそうな土を探すしかない。

全く別の場所で、ちょっと細かいが、ほど良さそうな鉄分の土を見つけた。

この近辺には山茶碗らしき窯跡もあった。

その後、花崗岩の山へ。
トラックを止めてひたすら歩く。
大したものはなかった。
少しだけ風化長石があったのでとりあえず。
結局頂上まで行って、どんどん降りて行くと別のところへ出たので、
そこからまた車まで歩いた。
蒸し暑い中4,5kmの歩きはちょっときつかったが、
歩いて見て回るのは、車から観察するのとやはり違う。
道すがら、少しづつ、新しい発見があった。

家に帰るとモグサとキブシがいつものように小競り合い。
モグ退散。

裏庭の紫陽花が色づいていた。
一つだけ咲いていた花。ホタルブクロというそうです。

木曜日、朝8時、朝食を食べていると、裏の小屋でトンカン始まった。
大工のムネさんが来てくれたのだ。
職人の朝は早い。
下で周りを片付けながら、窯出しなど作業もこなしつつ、
時折、物をあげたりのお手伝い。
と言ってもほとんど手伝うことはなかったが。。
屋根工事は朝から日が暮れるまで、みっちり二日間。
あっという間に修繕は終わった。
（完成写真を撮り忘れました、また後日）

ムネさんの行程は一分の無駄もなく、流石の職人技だった。
なるべくお金がかからないようにと、
その場にあった使えそうな端材や廃材を巧みに駆使して、
美しくまとめ上げた見事な腕前は、
曽木の大工のブリコラージュとでもいうべきか。

それにしてもそのムネさんが、「急で怖い」と言っていたこの小屋の屋根。
なんでもトタン屋根にしてはかなり勾配がきつく作ってあるらしい。
自分で張り替えるという選択肢もあったが、滑落の危険のことを考えると、これはやらなくてよかったなと思う。

ようやく屋根がしっかりしたので、
あとは中の片付け。ゴミだらけで荒れ果てた、
この中身を全部片付けなければならないのは大変気が重い。
また環境センター通いが始まるかな。
少しづつやっていくしかない。

現在窯焚き中。
良い天気で、水簸した新しい土も程よく水分が抜けた。

もう春になってしまったが、上の段々畑に転がしていた薪もほとんど割り終えた。
先日2×4で薪棚を2基作ったのだが、すぐいっぱいになってしまったので、
以前熊谷陶料で、頂いてきた（いつのまにか積まれていた笑）廃材の木枠をベースにもう一基作ってみようかと思い、とりあえず防腐剤を塗った。
フィルタープレスか何かの枠に使われていた代物でとにかくごつい。
一人ではやっとこさ持ち上がる重さ。
棚はできればあと二、三基は欲しい。。
午後、ムネさんが来てくれて資材を置いてった。
明日から作業にかかってもらえるとのこと。
今日のキブ。すっかり元気になった。